【施工事例】たちかわ創造舎「サイクリストのための休憩スペース」づくり
2004年に廃校となった多摩川小学校の校舎や体育館などの貴重な資源をいかした、プロフェッショナルが集まる文化創造のための活動拠点『たちかわ創造舎』。 多数の文化・商業施設を有し、さらに多摩川、国営昭和記念公園もある緑豊かな街である「立川」という立地と、元学校という「学びの場」を活用し、「インキュベーション・センター事業」、「フィルムコミッション事業」「サイクル・ステーション事業」の3つの事業を柱として、多摩エリアを中心に文化を担う人々や地域の方と共に歩みながら、多岐にわたるプログラムを展開しています。 今回、事業のひとつである「サイクル・ステーション事業」の中で、多摩川を走るサイクリストのための立ち寄りスポットとしての休憩スペースを新設するにあたり、「東京の森の木」を使った空間づくりのお手伝いをさせていただきました。
無垢の木材を使用するのは、少し手間がかかるもの。 時間とともに反ったり、ヒビが入ったり、確かに少し厄介です。 しかし、季節や使っていくうちに少しずつ変化していく色や質感。そういったものを家族の一員のように感じられるのが魅力のひとつです。 また、メンテナンスをすることで、また新たな顔を見せるという喜びも。 長い時間をかけてつきあっていくことで見える景色や手触りは、ひとつの財産です。 東京・森と市庭は、今後も「東京の森の木」を使用した空間づくりを提案していきます! 「東京の森の木」を使用した空間づくりのご相談・お問い合わせはこちらまで。
■東京・森と市庭にお声掛けいただいたわけ
たちかわ創造舎の近くには多摩川が流れており、その上流域にある奥多摩で同じ廃校を活用した「奥多摩フィールド」を運営している会社ということ。また、昔は多摩川を流すという方法で、木材が都心へ運ばれていたことなどに共感。 「せっかく創るなら、多摩川でつながっている奥多摩の木材を活かしたい。たちかわ創造舎はサイクリングの拠点でもあるので、ここを拠点に奥多摩と立川がつながり、足を運ぶきっかけになれば。」との思いでご依頼いただきました。
■どんな空間が完成?
【使用した木材】 多摩産 杉・ヒノキ材 【使用部分】 床、壁、柱(木部すべて) 【デザイン・施工】 川越 錬 氏 今回こだわったのは、”木の素材感”。 古材、節のぬけた材や丸太の側板、木目が粗い材など、多様な加工方法の木材を使用することで、木のさまざまな表情を引き出しています。また、平面になりがちな木の空間を、立っている樹木のように立体的に表現するデザインに挑戦しました。 写真を見ているだけでも、木の香りがしてきそうな空間です。
シャワーブース
ロッカールーム
今回、意志をもって導入いただいた「東京の森の木」。 まるで「東京の森」の中にいるようなスペースで、サイクリストのみなさんの疲れを癒し、木材を使った空間の居心地のよさを楽しんでいただけたら。また、生活の中に木材を取り入れるヒントになれば、と思っています。 そして、点と点ではなく、同じ思いの立川と奥多摩の拠点を結ぶきっかけになればうれしいです。無垢の木材を使用するのは、少し手間がかかるもの。 時間とともに反ったり、ヒビが入ったり、確かに少し厄介です。 しかし、季節や使っていくうちに少しずつ変化していく色や質感。そういったものを家族の一員のように感じられるのが魅力のひとつです。 また、メンテナンスをすることで、また新たな顔を見せるという喜びも。 長い時間をかけてつきあっていくことで見える景色や手触りは、ひとつの財産です。 東京・森と市庭は、今後も「東京の森の木」を使用した空間づくりを提案していきます! 「東京の森の木」を使用した空間づくりのご相談・お問い合わせはこちらまで。