おしらせ

10周年の感謝を込めて

<奥多摩の森から〜森市10周年の感謝を込めて〜>

本日、4月24日は東京・森と市庭(森市)の10歳の誕生日です。

これもひとえにお客様、提携企業の皆様、地域の皆様、社員一同とご家族の皆様のおかげです。

本当にどうもありがとうございます。 さて、10年という月日は多くの困難の連続でした。

「東京の林業の六次産業化を目指す」という大きな夢を乗せて走り出した森市は、多摩産材の普及のため個人・企業・店舗などに積極的に営業をかけていきました。

しかし、社会的に良いものでも、通常の木材より高い価格と、多摩産材の特徴であるスギ・ヒノキの柔らかさ、膨張収縮する特性などがデメリットに感じられ、うまく受け入れられませんでした。

試行錯誤しながら広めるための努力をしていきましたが、全然だめでした。

「もう打つ手はないのか。」 そう思っていた矢先に、保育園・幼稚園のお仕事をいただくことが出来ました。

クレームを恐れながらヒノキの子ども椅子やテーブルなどを納品させていただいたところ、これまでの反応とは全く違いました。

「うわーいい香り!」「この触り心地気持ちいい!」「木だけど柔らかいから当たっても痛くないね!」 これまでデメリットと感じられていた多摩産材の個性が、初めて受け入れられた瞬間でした。

この瞬間、もうここに賭けようと覚悟を決めました。 東京の子どもたちと東京の森をつなげていこう。 子どもたちが遊ぶ園庭や保育室を森のような場所に変えていこう。

こうして私達は多摩産材の製材所から木育遊具メーカーへ進化を遂げ、積み木からツリーハウスまで手掛ける会社に成長しました。

次の10年はより一層子どもたちと森をつなげ、子どもたちの可能性を森のチカラで引き出すことが出来る唯一無二の会社として発展させていきたいと考えております。 これからもどうぞよろしくお願いします!

 

2023年4月24日 奥多摩の森にて〜 ㈱東京・森と市庭 取締役・営業部長 菅原 和利

  • カテゴリー

  • アーカイブ