「東京の森しごと」体験レポート!
昨年度から東京・森と市庭では、さまざまな「東京の森」体験イベントを開催しています。 今回は6月28日に奥多摩で開催した「東京の森しごと」体験を、インターン・藤田がレポートします!
今回の「東京の森しごと」体験参加者は、主に都心で働くオフィスワーカー。 ご夫婦揃って参加してくださった方もいらっしゃいました。 皆さんに参加のきっかけを伺ってみると、 「林業にずっと興味があった」 「建築関係の仕事柄、最近木材利用の話題を良く耳にするので、現場を見てみたかった」など様々。 早速、東京・森と市庭の奥多摩フィールド担当・菅原の案内で、「森しごと体験」が始まります! まず初めに、東京・森と市庭が所有する社有林を散策。 社有林の中に一歩入ると、 木漏れ日と山のひんやりとした空気が都心の蒸し暑さを忘れさせてくれます。 さらに森をよく観察すると、 右手の森は、間伐が行われ、光がよく差しん込んでおり、 左手の森は、間伐が行われずに、暗く鬱蒼とし、木々もやや栄養不足な様子。
以上「東京の森しごと」体験レポートでした。 ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました! 今シーズンの「東京の森」体験イベント、まだまだ続きます。 日頃の都心の生活からちょっと離れ、森のしごとやくらしを体験したい方、 林業や木材に興味のある方、ご参加お待ちしております!
今回の「東京の森しごと」体験参加者は、主に都心で働くオフィスワーカー。 ご夫婦揃って参加してくださった方もいらっしゃいました。 皆さんに参加のきっかけを伺ってみると、 「林業にずっと興味があった」 「建築関係の仕事柄、最近木材利用の話題を良く耳にするので、現場を見てみたかった」など様々。 早速、東京・森と市庭の奥多摩フィールド担当・菅原の案内で、「森しごと体験」が始まります! まず初めに、東京・森と市庭が所有する社有林を散策。 社有林の中に一歩入ると、 木漏れ日と山のひんやりとした空気が都心の蒸し暑さを忘れさせてくれます。 さらに森をよく観察すると、 右手の森は、間伐が行われ、光がよく差しん込んでおり、 左手の森は、間伐が行われずに、暗く鬱蒼とし、木々もやや栄養不足な様子。
右手の森と左手の森。言われてみると様子がだいぶ異なります。
一カ所に立ち、左右を見比べただけで 間伐の効果を感じることができます。 森の中をさらに奥へと進みながら、 日本の林業の現状、木材価格の低迷、 そして奥多摩で林業が盛んに営まれていた時代から現在に至るまでの話、と 菅原のレクチャーは続きます。 木こり道を登ること約10分、 光が差し込み、清流が流れる空間が目の前に! ワサビの田んぼ「ワサビ田」です。飲むこともできるほどきれいな清流が流れます。
実はここ奥多摩はワサビの名産地であり、 江戸時代には、将軍家に献上していたほど。 かつて奥多摩の林業従事者は、自分の山の近くにワサビ田をつくり、 林業とワサビ生産の兼業で生計を立てることもあったそうです。 ここで夕方の小宴に向けて、ワサビの収穫! 薬味にすり下ろす根の部分は地面に隠れているので、大物を見つけるがなかなか難しいです。収穫したワサビ。茎や葉、ひげ根までも食べることができます。
ワサビの収穫がてら、茎も試食していただきました。 最初は甘く、あとからワサビの辛味があります。 「これ三杯酢で合わせると、酒のつまみになるんです」という菅原の話に、 皆さんからも 「いいですね~!!!(笑)」 との声が。 その後、ツリーテラスでのランチタイム。里山保全のワークショップで制作したツリーテラス
ツリーテラスの上からは、森を一望でき、鳥の声をBGMにランチを楽しめます。 本日のランチは蕎麦太郎カフェさんの「奥多摩心癒し弁当」!ツリーテラスの上でのランチの様子
大学時代に奥多摩での活動を始め、その魅力に惹かれ、今では移住を果たした菅原。 ランチタイムには、参加者の方から様々な質問が投げかけられ、奥多摩でのくらしについても知っていただけました。 そして、午後からはいよいよメインの間伐体験! 今回は、社有林内のヒノキの間伐を行いました。 奥多摩・山しごとの会の方々にレクチャー・ご指導をしていただきながらの作業。最初に一通りの間伐作業を見学します。
まずは、他の木を傷つけないように木を倒す方向を決めます。 そして、 引き倒すためのロープをかけた後、 手のこぎりで倒す方向に受け口を作り、 次いで反対側から追い口を切っていって、伐倒成功。 バリバリ、ミシミシという音が聞こえ・・・・ 最後はズドーンという音とともに倒れます。 一見ひょろひょろの木に見えますが、伐倒の瞬間はなかなかの迫力です。伐倒の瞬間を息をのんで見つめる参加者たち
伐倒後には皮むき作業も行いました。 樹皮と木材部分に水分の多い夏場は、特にきれいに皮がむけ、 参加者からも歓声が!水分を多く含み、ツルツルしています
続いて、グループに分かれ間伐作業を実践! 最初のロープかけから、みなさん苦戦。 「あれ?おかしい、上手くいかない(笑)」という声が あちらこちらから聞こえてきます。 普段使うことない手のこぎり。 ですが、切り進めるうちにだんだん手つきが変わっていきます。 伐倒も大人3人の力でようやくできます。 伐倒、皮むき後は丸太を切って、お土産に。いい汗をかいてみなさんとてもいい表情!
間伐体験後は、 収穫したワサビ、鹿肉、奥多摩産のキノコなどを使った料理で、小宴。お皿やお箸も間伐材を使います。
森の幸を食べながら、 「初めて木を伐ったけど、感動しました!」 「林業や奥多摩のこと、深く知れてよかったです。」 「次は子供を連れて来たいです。」 などうれしいお言葉をたくさんいただきました。 森のこと、林業のこと、奥多摩のこと。 みなさんが今後も「東京の森」に関わっていくきっかけづくりができたような気がする、 素敵な1日でした。以上「東京の森しごと」体験レポートでした。 ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました! 今シーズンの「東京の森」体験イベント、まだまだ続きます。 日頃の都心の生活からちょっと離れ、森のしごとやくらしを体験したい方、 林業や木材に興味のある方、ご参加お待ちしております!
今後の「東京の森」体験イベントはこちら
※本レポートと今後の体験は内容が一部異なる場合が有ります。「東京の森しごと」
※荒天によって体験内容が変わる、もくしは中止になる事があります。8/23(日)わさび田整備体験
9/27(日):間伐体験
10/25(日):わさび田整備体験
11/22(日):枝打ち・間伐体験
「東京の森くらし」
※荒天によって体験内容が変わる、もくしは中止になる事があります。10/31・11/1(土・日)
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